本当にあったリアルな怖い話・恐怖の事件 ~現代の怪談~

なんだかんだで生きている人間が一番怖い・現代の怪談ともいえる本当にあった怖い話や恐怖の未解決事件です。

窒息させることに喜びを感じる鬼畜・若い女性がロと鼻を塞がれ苦悶の表情

まだ厳しい寒さが覆う2月末の夜。大阪府堺市の古い住宅街のプレパブ小屋で、男がいた。外の寒気とは対照的に、窓すらない小屋の中は熱い息で充満している。
この夜何度自分の右手で果てたことだろう。それでもまだ身体の芯を貫くビリビリした快感に酔いしれていた。
(これや。この感触や。この快感がたまらん……)
左手に握られた最新型の携帯端末画面には、若い女性がロと鼻を塞がれ苦悶の表情を浮かべた画像が映し出されていた。
『んっ、んっ、んぐう…』
くぐもったうめき声と、足をバタつかせる音。それが快感を倍増させる。
こないだ殺した女。ロを手でっとしたとき見開いた恐怖の表情がたまらんかった。
全身をわななかせて苦しみだんだん衰弱していったなあ。男に興奮が蘇った。

再び固くなった股間に手を添えると、恍惚の表情でしごき始めた。
「窒息し、苦しそうに顔を歪め、足をパタバタしながら死んでいくのを見ると、猛烈に興奮した。女でも男でもよかった」
8月5日、男女3 人の殺害容疑により大阪府警が逮捕した堺市の人材派遣会社社員、前
上博(37才) は、そぅ動機を述べた。インターネットの自殺サイトで被害者を漁る手口や動機も非道だが、1 力月あまりの取り調べによって明らかになった犯行は鬼畜と呼ぶ以外の何ものでもない。
前上は被害者の手足を縛り、ロや鼻を押さえ窒息死させることにエクスタシーを覚えさらに断末魔の表情と声を携帯端末のカメラとICレコーダーに収録
自宅で画面を再生しては自慰にふけっていたのである。前上が「自分はおかしい」と
気付いたのは小学5年のころだ。乱歩の少年探偵団シリーズ本を読んでいたとき、麻酔薬を染み込ませた布で子供のロを塞ぐ挿絵にこれまでにないほどの性的興奮に襲われたといぅ。
頭の中で妄想するだけでは我慢できず夜の街に出ては通りがかりの少女のロを塞いで驚かした。シンナーやクロロホルムを使って通行人を襲った数は、「50件以上」( 前上) に上るという。
犯行はエスカレー卜し、金沢工業大学1年のときに、同級生の男子学生の首を絞め中退。大阪の郵便局に勤めていた95年には同僚の男性の首を絞めて逮捕(起訴猶予) 、さらに01年には中学生ら女性2 人のロをベンジンを染み込ませたタオルで塞いで気絶させまたもや逮捕されている。このときは懲役1 年、執行猶予3 年の判決を受けた。
それでも懲りず通りすがりの男子中学生のロを塞ぎ、懲役10 力月の実刑判決が下る。本人自ら「悪いとわかってはいるが止められない」と、裁判長に報告したという。
醫察官の父親と母親の3 人暮らし。高校以降は自宅前のプレハブ小屋で生活し、02年ごろから自らのHPに窒息王なる快楽窒息殺人小説を書き込んでいた。
近所の人たちは言う。
「キチンと挨拶もするし、引きこもりでもなかったですよ。ただ、出かけるときはいつもお母さんと一緒でしたね。37才なのに…。事件のときもお金で示談したみたいですし、ああいうのをマザコンっていうんじやないですか?」
3月に出所した前上は、刑務所暮らしに懲りたのか足を洗うことを決意。
ホームページから消去すべく近所のインターネットカフェに向かう。自宅のパソコンは、警察官の父親がインターネットへ接続できないよう手続きしていた。
これが裏目に出た。前上はここで、自分と同じような窒息マニアが集まるサイトを発見してしまったのだ。
それでも最初は自分を押さえようと風俗へ行き、気を紛らわせようとしたものの、逆に「普通のセックスは何の興奮もない」ことを確認したに過ぎなかった。
7月には最新のデジカメ&レコーダー付携帯を購入し街行く男女を盗撮、窒息して苦し
む様子を頭の中で想像してみた。
しかしこれも失敗に終わる。
10月SMサイトにアクセスし、窒息プレイの相手を探すも希望者は無し。最終的にたどり着いたのが自殺志願者が集うサイトだった。
<一緒に練炭自殺してくれる人いませんか>
メル友掲示板に書き込むと、25才の引きこもり女性からメ—ルが届いた。
前上は自宅近くのレンタカー会社で借りたワゴン車を運転していた。
よかったら、どうやったら死ねるか教えてください
12 月31日にメールをくれたのが助手席に座っている女性だ。会うまでに19 回メールをやりとりしたがfhykky2003』というハンドルネームだけで本名は知らない。
25才の引きこもりらしい。
彼女はしきりに、本当に死ぬ気があるかを聞いてきた。もちろん、前上に死ぬつもりなどない。自殺志願者が死んだところで、不審に思われないだろうと考えただけのこと。一緒に死のうと呼び出し、車中で窒息させようと企んでいた。
そのため、前上は周到に計画を練った。メールは本人特定の難しいフリーアドレスを使用、<陲眠薬、用意できます> などと本気を装い自殺場所の候補地を撮影して送って女性を信用させた。さらに足が付かないよぅ、< 出発前にメールの記録を消してください> との指示も忘れなかった。
豊中市内の女性宅近くでピックアップすると、前上は緊張のあまり無言になった。女性も「どぅも」と言ったきり、黙り込んだ。が、無言でワゴン車を運転する前上を、女性は「本当に死にに行くのだな」と信用したらしい。ぽつりぽつりロを開いた
「これなに?」
後部座席にあった3 つの段ボール箱を指して聞く。
「練炭ですよ。7つ用意してきました。多いほうがいいらしいのです。中途半端やと、かえって苦しいと聞きましたので」
大ウソだった。段ボールには、女を殺害した後、穴を掘るためのスコップやゴム手袋、粘着テープなど『殺人道具』が入っていた。
ますます女性は信用したらしい。死を前にして気分が高揚したのだろう、身の上話を始めた。なぜ引きこもりになったのか。なぜ過食症で太ったのか。なぜ死にたいと思うようになったのか……。
前上は、捜査員に「うるさかった。まともに聞かず、適当に相槌を打っていた。顔もよく覚えてへん。頭の中はこの女がどんなふうに悶絶するのか、そればかり想像していた。勃起していた」と供述している。
約1時間後、自殺場所として選んでおいた河内長野市内の山中に到着。車を停めた前上は「ここですわ。じゃあ後ろに移りましよ」と女性を促した。後部座席に移った女性は、前上にされるがまま腕を縛られた。
事前に< 手をフリーにしておくと苦しくなったときにドアを開けたりして失敗してしまうから>とメールで聞いていたからだ。
「怖いやろ?目えつむっとき」
女性が従った瞬間前上は粘着テープでロを塞いだ。かっと目を見開き、不自由なロで「なにすんの!」と叫ぶ女性。体がドアの方向に後ずさるところを馬乗りになり、鼻をふさいだ。すかさず、空いてる方の手で、ポケットから携帯を取り出し録画スイッチを押す。ところが1分足らずで女性の身体からぐったり力が抜けた。
「そんな早くイッたら、あかんやろ。もっと楽しまな」
耳元で囁きながら粘着テープを剥がすと、女性は深く息を吸い込み「やめて!」と叫んだ。その調子やで。前上はゆっくりとロを粘着テープで塞ぎ、ゴム手袋をはめた手で鼻を押さえる。女性は足をバタつかせ苦し気に顔を歪ませる。歪む顔。たまらない興奮が前上の全身を貫いた。
(シンナー食らわして首絞める。薬品を使ぅより、より苦痛を与えるためゴ厶手袋を用意していた。鼻を押さえては離し、何度も失神させては頰を叩いて目を覚まし再び鼻を押さえる)
最初は手足をバタバタさせ抵抗した女性だが、30分もしたころからぐったりし始め、鼻を押さえても朦朧とした表情を浮かべるようになった。そのたびに
「ほら、もっと頑張りぃ」「まだまだこれからやで」などとなぶるような言葉を投げかける前上。失禁を恐れ、途中でバスタオルを敷いた様子も携帯のカメラには映っている。
1時間ほど後、女性が白目を向き、反応を示さなくなると前上は用意してあったシンナーをタオルに染み込ませ、女性の顔に卷きつけた。
車の外に出て穴を掘り、黒いパンティ姿にした女性を入れると、思いきり首を絞め、埋めた。女性の服や所持品は帰宅途中にバラバラに投げ捨てたという。
「僕は射精していた。いやそんな気分がする。夢見心地で、全身が射精したようなエクスタシーでしたわ」
取り調べ官に犯行時の気持ちを聞かれ、前上は嬉々として答えた。
取り調べで、前上のさらなる極悪ぶりが明らかになりつつある。犯行にワゴン車を使ったのだが、ゆっくり苦しむ姿を観察するためなら、DNA鑑定を警戒し車内での射精も我慢したという。
「お前、射精するほど気持ちよかったんやろ。彼女を殺しながら射精しなかったんか」
捜査員の問いかけに前上は、
「車が汚れたら鑑定されるやろ。だから家で画像と声を聞きながらヤッタ」と答えている。犯行から逮捕まで5 力月以上かかったのも、こうした前上の事前工作が原因だ。運よく女性が前上のメールを消去し忘れたため、添付された画像ファイル名から端末の機種が判明
それがたまたま最新機種だったため保証書から前上の名が出てきたのだという。
同様の手口で'5月21日には男子中学生(14才) を、そして6月10日にも大学生(21才) を殺害しているが、その動機も呆れ果てる。
「何度も画像を見てるうち女性の抵抗度合いが少ないように思えてきた。もっと抵抗させたかった」
7月に入ってからもネットカフェに通い、サイトへアクセスしていたという前上。鬼畜の欲望を抑える手段は、もはやこの世にはないのかもしれない。